Fumiya Hiraoka presents / 2021


1. Syrup


■完成:2020/12/23

■原案: 2020/1/1

■楽曲 : 2020/12/10 - 16

■歌詞 : 2020/12/22 - 23

□総制作期間:1年


元々ボイスレコーダーに埋もれてたアイディアの一つ。

メロディーも独特だし、思い切って制作を始めるまで時間が

かかりました。アイディアはサビしかなかったので、

そこから肉付けを始めるにあたって、かなりクラシックを意識して

コード付けをしていきました。A〜Bセクションのコード展開が

できたあとに、メロディーをつける段階では、かなりトレンドに

寄せて考えました。昨年の音楽シーンは何と言っても

ビリー・アイリッシュの台頭が一番の話題だったんじゃないかと

思いますが、つぶやくように歌ったり、ブレスを多用したり、

独自の世界観だったり、彼女の存在もインスピレーションの一つに

なりました。歌詞はとにかくエッチに。密な感じに。全編英詞で

いったろかとも思ったけど、やっぱり中盤でちょっとだけ日本語入れて

作品を締めました。この度、日本語訳詞も初公開しましたので、

ぜひ見てみて下さい。訳詞書くのも楽しかった。



2. R.I.P.


■完成:2020/2/20

■原案: 2020/2/18

■楽曲 : 2020/2/18

■歌詞 : 2020/2/18 - 20

□総制作期間:3日


キラーチューンを書く、という命題の元に3日で書き上げた曲。

実は『Rebirth(2014)』も3日で書いたんですよね。勢いある曲って、

できるのも勢いある説。ライナーノーツ書くにあたって作詞ノート

見返してたら「墓標、十字架、棺、十戒、黙示録、原罪、福音」とか

書いてあってかなりカオスな感じ。ただの失恋ソングにしても新鮮味が

ないから、旧約聖書の「アダムとイヴが禁断の果実を食べて

エデン(楽園)から追放される」という失楽園をストーリーに

かぶせてみました。


(以下:2020年6月ブログより)

「R.I.P.」は、「Rest In Peace = 安らかに眠れ」という死者を悼む

言葉ですが、もう返らない二人の時間や思い出に、最期の決別を

するためのキーワードとして使いました。サウンド面では「エモさ」を

全開に、持てる全てを賭してキラーチューンにするという目的の元に

作られた楽曲です。言葉とメロディーが、ばっちり上手くハマった

感じが自分の中でもあって、バンドライブでも長く歌っていける楽曲に

なればいいなぁと思っています。R.I.P.というワードが鍵なので、

ちょっと死を連想する表現や、聖書に出てくるようなアダムとイヴの

「失楽園」をモチーフとした場面から始まったり、

「十字架」なんていう単語も出てきたりします。




3. On & On


■完成:2020/12/3

■原案: 2020/10/30

■楽曲 : 2020/11/17 - 24

■歌詞 : 2020/11/27 - 12/3

□総制作期間:1ヶ月


リリースの2021年春で、コロナ禍1年、東日本大震災10年、

そして先行きの見えない中で新生活をスタートする人たちなど

、全ての人を応援するような曲を書きたいなと思って制作を

始めた曲です。カロリーメイトのCMソングです(妄想)。



4. Fuel


■完成:2019/9/19

■原案: 2019/9/3

■楽曲 : 2019/9/4 - 10

■歌詞 : 2019/9/11 - 19

□総制作期間:2週間


この曲をアルバムに収録するかどうかは、最後の最後まで本当に

悩みました。全体的にシリアスな中で、一人だけパリピなアメリカ人

いるみたいな。楽曲自体のクオリティも1年以上前なので、

馴染まない感じがあって。でもギター、ベース、ドラムを全て生音に

差し替えてバランス取ってもらったら、雰囲気も変わったし、

アルバムのアクセントになったので良かったです。


(以下:2019年9月ブログより)

Portraitのプロモーションが終わり、元号も令和に変わり、

気分をガラリと変えて新しい曲を書きたいな、と思ったのが

キッカケです。タイトルは『Fuel』燃料という意味で、

車をキーワードに書き下ろしています。車をテーマにした

アイディアはずっと前から持っていて、ホントはF1とかそういう

ショーレースの曲も書きたかったんですけど、今回は

そういうんじゃないです。「自分のハートに火を点けてくれる人」

それを「Fuel = 燃料」というワードを使って表現してみました。



5. Bitter Sweet


■完成:2021/1/27

■原案: 2014/9/20

■楽曲 : 2014/9/20

■歌詞 : 2021/1/1 - 27

□総制作期間:6年半


楽曲自体は2014年にできあがっていました。ただメロディーが複雑で、

当時の自分の能力では手に負えないアイディアの一つでした。

6年の熟成期間を経て、ついに完成。きれいな曲だからこそ、

きれいな言葉をつけると安っぽくなっちゃうと思ったので、

今までにないくらい踏み込んだワードをたくさん使っています。

「血が通った、人間っぽい曲」ってどんなだろう。ちゃんと

生きてる曲にしたい。だから汚い言葉で、きれいな心を歌いたい、

みたいな謎結論に至ったのかな、うまく説明できないけど。

生きることに希望を持てず自暴自棄だった主人公が、人との出会いで

心を取り戻していく、というストーリー。でも本人は「愛する」

ということがよくわかってないので、好きとか愛してるというワードは

出てきません。その代わりに近づきたい、とか痛いとか、

君を探してるとか、婉曲した表現になってます。馬鹿なりに

考えてるんですね。。「酔う、神、クソ、金、馬鹿、くたばる、醜い」

というぎょっとするワードの大セールですが、自分なりに率直に、

正直に作品づくりができた大切な曲です。タイトルは何か『Syrup』と

関連付けたいな、と思って味覚つながりで『Bitter Sweet』にしました。

ちなみに歌は僕の楽曲の中で多分一番難しいです。E難度です。

しらんけど。



6. Home


■完成:2020/4/15

■原案: 2020/3/17

■楽曲 : 2020/3/19

■歌詞 : 2020/3/19 - 4/15

□総制作期間:1ヶ月


(以下:2020年6月ブログより)

帰るべき場所をテーマに書き下ろした楽曲です。帰るというのは、

目的は「場所」ではなく、やはり「人」なんだよなぁ、と思って、

以前書いた「Innocent」という楽曲の完結編を書くつもりで

作りました。帰る・元にいた場所に戻る、という感動を味わうには、

やはりそれ相応の長い旅路が必要になってきます。

離れるから、再会に意味ができる。暗闇があるから、光に意味ができる。

そういう意味では、この世のあらゆる経験は「人生をより感動的に

するためのスパイス」なのかもしれないなぁ、なんて思ったりします。

ただそれがあることによって、より何かが際立つ。というような。

今の状況で、何かそんなメッセージを歌えたらいいなと思いました。

Syrup (日本語訳詞)

随分と長い間待っている

君がいないとこの世界には何も起こらないんだ

君の肉体か、それとも魂か

本当に欲しいのがどっちかなんてどうでもいいだろ


なぁ、子供みたいに駄々をこねるなよ

死ぬほど喉が乾いてるんだ

ご褒美をくれよ



身体が汗ばんでる

その甘さでおかしくなるんだ

全部飲ませてくれ

嫌がるフリはやめたら?

ポタリ、ポタリ、ポタリ、ほらな

俺を犬みたいに欲情させるんだ

トレンディー、でもそれでいてクラシック

やめられるわけないだろ?

ポタリ、ポタリ、ポタリ、ほらな

まさにこれだよ

俺がずっと欲しかったのは

君は生きた女神

その蜜で洗礼してくれ

俺だけの蜜なんだ

ああ 君の全部を味わいつくさせてくれ


隠し続けてた

心の穴が疼いてる

鈍い痛みが

君の体温を呼んでる


嗚呼 乾いた肌に

絡んだ指先に

甘い君の蜜を


※ repeat


いいドレスだね

でも君は素肌が一番いい

何度も俺を催させる

何度も何度も


※ repeat