Fumiya Hiraoka presents / 2020


1. Portrait (2019)


活動復帰を控えた年末に、

どんな楽曲でカムバックすべきか悩みながら書いた楽曲です。

制作前から『Portrait』というタイトルで曲を書こう、ということは

決まっていたのですが、なかなか楽曲の方向性が決まらず。

原点回帰でピアノ一本の弾き語りにすべきか、色々と悩みました。

「自分らしさ」と「新しさ」がタイトルのテーマだったので、

スイングで「自分らしさ」を、

サックスのサンプリングや、何度も繰り返すリフで「新しさ」を

サウンド面で出すことに。

歌詞のテーマは、大人の遊び。

さびれたキャバレーでの、ショーガールとの恋のお話。

楽しみながら書きました。

ウイスキーが似合う男になりたい。

ウイスキー飲めないけど。



2. Trouble (2013)


1枚目のミニアルバム「First Kiss(2013)」の制作の後、

攻めた作品が書きたくなって制作した楽曲。

2枚目のミニアルバム「24/7(2014)」では、

作品の方向性の違いで収録は見送られましたが、

やっと日の目を見て良かったです。

この曲を作ったことによってステージを一つ上がれたような

気がしていて、この曲なしでは『Black & White』

そして今回の『Portrait』も生まれなかったんじゃないかなと思います。

アルバムの制作費を上回るお金を投入してビデオも作ったので(笑)、

たくさんの人に届くといいな。



3. She’s mine (2019)


お正月にリード曲『Portrait』のレコーディングを終え

「ミニアルバム完成!やったー」と祝ってプレイバックを

聴いていたところ、聴けば聴くほどバランスが悪い、、

そう思うと、そうとしか思えなくなってくる。

バンドミュージシャンのレコーディングや

ミックスのスケジュールも迫ってくる中、

悩みましたが思い切って新曲を書くことに。

『Trouble』から『once』に繋げられる曲、

という無茶振り命題を背負って1週間で書きました。

歌詞はブルーノ・マーズみたいな底抜けな明るさと、チャラさを。

サウンド面はスティービー・ワンダーをめちゃくちゃ意識して、

バンドサウンドだけど、

ソウル&ファンクな楽しい曲にできたと思います。

ライブで歌うのはキツイです。

すごく。



4. once (2013)


好きだった人が幸せになっていく。

それは喜ばしいことだけど、素直に喜べない自分がいる。

お互いに好きだと分かっていたけど、一緒にはなれなかった。

「大人になる」というのは、

たくさんの出逢いと別れを経験することでもあると思います。

どんな人にもきっとある「ほろ苦い思い出」に、

寄り添える歌があればいいなと思って書きました。



5. Tokyo (2018)


活動休止中に発表した楽曲です。

3才から続けてきた音楽から初めて離れて、

自分がどんな生き方をしたいのかをじっくり見つめる

素晴らしい機会でした。

その2年間で様々な経験をするうちに、

仕事や人間関係を含めて

「目的やゴールを達成すること」ばかりに気を取られていたなぁ、と

しみじみ感じました。

でも命って、何か目的達成のためにあるものじゃないし、

自然や生き物も同じで、

だったら自分の日々生きている一日いちにちも、

どこか遠いゴールのためにあるんじゃない。

不確かな未来のためにではなく、今はきっと今のためにあって、

今、目の前にある景色、

目の前にある仕事、

目の前にある日常、

目の前にいる人、

その一瞬いっしゅんを大切にしていれば、

人生で迷子になることはきっとないんじゃないかと思います。

「たどり着いた場所がもうどこだって構わない」という

歌詞を書けたのは僕にとっての成長だし、

どこか自分で考え出した目的地じゃなくて、

命が終わる最後の一瞬まで、

行けるところまで行ってやろう、

そんな気持ちで書きました。